介護予防サービス栄養改善プログラム

栄養改善プログラムについて

地域支援事業及び予防給付における栄養改善プログラムについて見ていきましょう。

高齢者にとって食べることは、楽しみや生きがいの上からとても大切なことです。 施設に入所したり入院している要介護高齢者の楽しみの第1位は、食事といわれています。

栄養改善プログラムは、低栄養状態にあったり低栄養状態なる可能性が高い高齢者に対して、 日々の食事において食べることを通じて、状態の改善や重度化を予防することを支援します

その結果として、高齢者に自立した生活をしてもらうことも大切つです。
しかし低栄養状態の改善については、自立支援のための手段の一つです。 過去から、日本においての高齢者への栄養指導は、生活習慣の予防や疾病の重症化などが主な目的でした。

そのため、栄養状態への対応は、食事制限をする指導が中心でした。

結果としては、高齢者でやせすぎの人が、食べすぎを心配したり、食欲がない人にまでも減塩などの指導が行われていました。

今回の介護予防の観点から取り組む栄養改善プログラムについては、基本的欲求である食べる楽しみを重視しています。
食べることにより、低栄養状態を予防し改善します。 高齢者の身体機能、生活機能、免疫機能を維持し向上されることができます。 その結果、QOLの維持と向上に貢献するものだと思います。

高齢者自身が自己実現の喜びと食べることを支援することを目的として行う点において、過去の栄養食事指導とは異なります。

これは、単純に摂取したエネルギー、タンパク質などの栄養指標の改善だけではありません。
個人個人の高齢者や家族が持っている食生活の習慣や環境などにも十分配慮しつつ、身体状況や栄養状況を化学的に評価して開始されます。
その事前のアセスメント結果に基づいて、高齢者や家族と一緒に問題や課題を解決し、食べることを楽しみとして位置づけていくプロセスを重視します。 栄養改善プログラムは、食事指導ではなく、お互いのコミュニケーションを重視した相談として行うこととされています。

引用元
厚労省 介護予防マニュアル(改訂版)